動体視力と運転

車のドライビングにおいて、動体視力はかなり重要な能力になってきます。道路上では、時速数十キロから百キロ以上の車が互いに動きながら、共存しているわけですから、この能力なしに運転することは不可能です。しかし、動いている物を認識する力は、個人個人で差があります。スポーツ選手は、特にこの能力が驚異的に優れているため、その競技においては普通の人間より遥かに高いパフォーマンスを見せることが可能なのです。車のドライビングでも、動く物を認識する力が優れていれば、素早く反応して危険を回避できたり、認識や判断を誤ることが少なくなるわけです。しかし、この能力がいかに優れていても、考え事をしていたり、違うことに意識が捉われていた場合、判断や認知に時間がかかって事故などの危険な事態を招きかねません。つまり、能力よりは、注意力や集中力の方が、よほど大事だということになります。しかも、加齢によっても、動いている物を認識する力が弱くなるだけでなく、認識してからそれを行動に移すまでの時間もかかるようになってしまうので、いくら車の運転に慣れているからといっても、自分の能力を過信しすぎてはいけません。大事なことは、スピードを出し過ぎないことや、早め早めに次の行動を取れるように、余裕のある運転をすることなのです。

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